2008年8月23日土曜日

四コチ キハ54 8@伊予大洲

四国・北海道の21メートル級一般型気動車といえばこいつ。国鉄最末期の本当に財政が逼迫した状況下、分割民営化後の「三島会社」(北海道・四国・九州)の経営基盤整備目的で投入されたキハ54。兄弟は北海道にいます。九州に来たのは車体長が短く、機関が一機しかないキハ31となります。
車内は便所無しオールロングバケットシート。かなり奇抜な内装です。写真はありませんが。

コスト削減のため再用品やバス用機器が多い中、機関は新調されました。
この時期の気動車用機関のベストセラー、DMF13HSを装備。
舶用機関を横型に改造したもので、キハ185やキハ141なんかにも積んでありますね。排気量は13000cc、出力は1900rpmにて250馬力。二機搭載・二軸駆動で一両あたり500馬力、直噴ターボチャージャーも搭載で向かうところ敵無しです。バス用機関直結冷房(AU26)のコンプレッサーだって動かしちゃいます。

台車とトランスミッションは再用品を使用(クラッチ改造の上)。扉はバス用のものを使用。コスト削減も限界まできています。
「“超”標準型」台車・DT22。キハ10系列あたりからの廃車発生品でしょうか。
北海道にいる兄弟にはボルスタレス台車に履き替えたやつらがいますが…こっちでの改修計画はあるのかな?

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